近年、身体にやさしい自然素材の建材が人気です。
マンションでは工業製品である複合合板フローリングが一般的ですが、最近は中古マンションをリフォーム・リノベーションして心身に優しい無垢材のフローリングを取り入れた暮らしを始める人が増えています。
上記のマンションリフォームデザイン実例では、ヒノキ材を使用。
・木には最適な湿度を保つ特性があります。
木は周辺環境の湿度変化に応じて、水分を吸ったり吐いたりします。
そのため梅雨のじめじめした時期でも、無垢材の床は人工のフローリングに比べ、さらっとした感触があります。
・木は表面の温度が安定しているので、夏はさわやかで涼しく、冬はほんのりとした温もりを感じることができます。
・木の温もり・美しさ・肌触り・手触りは、心を芳醇にしてくれます。
・経年変化による味わいがあります。
・衝撃に対しての弾力性にも優れています。
・無垢材(天然木)であれば傷が付けば削って磨く事でメンテナンスも可能です。
・傷がつきやすく、反りや曲り、色のばらつきや変色、節などが生じる可能性があります。ただし自然素材ゆえの表情として味わうと、メリットにもなります。
・価格が高くなりがちですが、節入りなどのリーズナブルな製品を選ぶのも一案です。
★マンションのリフォーム・リノベーションで無垢材のフローリングを敷設する時には、防振ゴムを敷くなどの防音や振動の対策を施しておくと、下の階の方にも、ご自身にもストレスが少なくなります。
上記のマンションリフォームデザイン実例ではオーク材を使用。幅広のつなぎ目のない一枚板を張り無垢材ならではの存在感を高めています。オーク材は、はっきりとした木目が重厚感を醸し立ち、堅く耐久性に優れた木材です。
無垢材の特性である調湿機能を損なわないために、自然の植物油や植物ワックスから作られている塗料を使用する事をお勧めします。
■ 自然の植物油をベースにした塗料
塗膜を作らず木の内部に浸透するため、木の呼吸を妨げず木の持つ最大の特性である調湿機能を損ないません。
・代表的な塗料:リボス・アウロ・オスモ・他。
環境意識が高いドイツで生まれた『リボス』・『アウロ』・『オスモ』などの塗料は、植物成分や、蜜ろうワックスなど、天然・自然の原材料を主として作られています。
天然・自然の原料を主として作られているので、塗装後に木目がクリアに出て、原木と変わらぬ趣や、木材が呼吸する良い香りが感じられ、足触りもさらっとしていて、木材のもつ断熱性能も損なうことがない商品です。
【オスモ&エーデル㈱のHPより】
オスモカラーはひまわり油、大豆油、アザミ油、そしてカルナバワックス、カンデリラワックスといった自然の植物油と植物ワックスからできた人体、動植物に安全な塗料です。
■蜜蝋ワックス
天然の蜜蝋(ミツバチの巣を構成する蝋を精製したもの)と植物油で精製されたワックス。
天然素材の性質・成分の効果や効能を上手く考え利用した木の仕上げ&お手入れ用の『高級・天然ワックス』で、合成化合物が一切入ってないため、無害です。
天然素材・自然素材を利用した「 ナチュラルライフ 」
住むほどに、表情を変えながら風合いを増していく、自然素材:無垢材の魅力。
大阪の無二建築設計事務所は、高いデザイン力と豊富な設計実績で、
感性に響く心地よい空間づくりにむけ、マンションリフォーム・リノベーションの設計をします。