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でも、マンションならではのリフォームトラブルも・・。
一戸建てと違い、マンションは共有部分と専有部分に分かれています。
リフォームできるのは専有部分だけ。
専有部分でも管理規約により制約がある場合もあります。
せっかく、リフォーム・リノベーションをしようと思っても、思い通りにいかないなんて悲しい限り・・・。
後悔しないリフォームのためには、しっかり確認・きちんと検討が不可欠です。
マンションリフォーム・リノベーションの場合、マンションの構造によって「できる」「できない」が違ってきます
●ラーメン構造 (S造:鉄骨構造)
(RC造:鉄筋コンクリート構造)
(SRC造:鉄骨鉄筋コンクリート造)
中高層や超高層のマンションでよく採用されている、梁と柱で建物を支える「ラーメン構造」。壁式構造にくらべて間取り変更の自由度が高く、大胆な間取り変更がしやすくなります。
●壁式構造 (RC造:鉄筋コンクリート構造)
低層マンションに多い、壁とスラブ(床)で建物を支えるコンクリートの「壁式構造」。住戸内の間仕切壁が耐力壁(構造体)となっている場合は撤去できないため、間取り変更はできません。
間取り変更を伴うリフォーム・リノベーションでは、床下の設備配管スペースによってキッチンやトイレ・浴室などの水まわりの移動の自由度が左右されます。マンションの水まわりの移動では、床下の配管をどこまで動かせるかがポイントです。
ー 排水管 ー
排水管は水を流れやすくするように勾配をつけるため、躯体のコンクリートと床の間に十分な高さの空間が必要です。床下の設備配管に要する高さがとれない場合は、床を上げて床下の空間を広げる必要があります。
排水管がコンクリートスラブと自分の住戸の床の間を通るタイプで、空間の高さにゆとりがあると、排水管の勾配がつけやすく水まわりの移動もしやすくなります。
区分所有者の専有部分である住戸の内側は、マンションリフォームをして壁材や天井材を張り替えたり、塗り替えたりするのは自由ですが、窓(サッシ)や玄関ドアは共有部分のため制約があります。
ただし、サッシの内側に断熱用の内窓を新設することは可能です。
ー 窓(サッシ)ー
窓(サッシ)はマンションの共用部分にあたるため、基本的には個人で勝手に交換・修理をすることはできません。
しかし、2004年に改正された国土交通省の「マンション標準管理」の内容に伴って管理規約や細則によっては、個人で交換・修理することを認めているマンションもあります。
ー 玄関ドア ー
窓と同様に専用部と間違えやすいのが玄関ドア。
玄関ドアは共用部ですが、共用廊下から見えないドア内部の塗装は規約や細則により認められている場合があります。
玄関ドアは共用部の統一性がとられているため、塗り替え後に共用廊下側からその変更部が見える場合はアウトです。ドアの額縁や小口を塗装する時にはご注意をして下さい。
マンションで問題になりがちな「音」
床は専用部分ですが、上下階の床から伝わる音に関係するトラブルを防ぐため、マンションの管理規約で床材の性能レベルを規定している所もあり、マンションによって対応はさまざまです。
念のため管理組合への事前の確認や相談をしましょう。
マンションリフォーム・リノベーションで後悔しないためにも、マンションならではのチェック項目をしっかり確認しましょう。
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