リビングリフォームをおしゃれに成功させよう。
今回は、リビングの印象を大きく左右するアイテムながら、リフォームする場合に迷いがちな【クロス（壁紙）選び】について、アドバイス。
リフォームでリビングの空間が劇的に変わっても、壁紙の選び方で、一段とセンスが良くなったり、ごちゃごちゃしたりと、部屋の印象が違ってきます。
クロス・壁紙はサンプルを見ても、素材・風合い・色・・・と、かなりのバリエーションが存在します。その中から、自分好みのテイストでオシャレにコーディネートできそうなデザインを選ぶとなると、大変。
張り終えてから「しまった！」と後悔しないように、壁紙選びのちょっとしたコツをご紹介します。
★ベーシックな壁紙で、インテリアとコーディネート
ソファやラグなど他のインテリアを目立たせたいなら、なじみやすいベーシックな白やベージュ・アイボリーなどを選ぶのがベスト。
ありきたりでつまらないと思われるかもしれませんが、白といって、明度や色味もたくさんあり、あわせて素材や風合い、地模様のある物なども含めるとバリエーションは数多く、選ぶ楽しみも味わえます。
せっかく憧れのリフォーム・リノベーションをしたのだから、ベーシックなものでは無く、自分の好きな色や柄のクロス・壁紙を選びたいという方に、クロスでオシャレなリビングをコーディネートするためのヒントをご紹介。
クロスには多くの種類がありますが、国産品とインポート壁紙（輸入品）に大きく分けられます。国産品は1メートルごとに購入でき、一方の輸入品はロールでの販売となるので値段的には高めです。
★海外ブランドのクロスで個性的に
海外ブランドのクロスはカラーリングやパターンが国内では見かけないセンスがあったり、デザインの幅も広く、ゴージャスな雰囲気を出したい方や、オシャレな個性的な部屋にしたい方、インテリアとのコーディネートにこだわりたい方には向いています。
出典：サンゲツ
北欧のブランドならではの色味や模様のポップなクロスで、空間のアクセントに。
深みのあるオリーブグリーンのクロスは、ナチュラルなインテリアとの相性もピッタリ。
フィンランド最古のテキスタイルブランド｢フィンレイソン｣の壁紙です。
出典：http://www.houzz.com/photos/contemporary/living-room
Jocelyn Warnerの壁紙です。植物をモチーフにしたパターン柄ですが、やわらかい色合いが素敵！
出典：Photo by Optimise Design – Search contemporary hallway pictures
★デザインクロスの張り方のコツ
当然ですが、部屋は壁に囲まれています。その壁全てに派手なパターンのクロスを貼ると、やや落ち着かない雰囲気になるかもしれません。特にリビングは家族でくつろぐ場所であるため、落ち着いた空間づくりをすれば失敗は少なくなるでしょう。
一見して見栄えするパターンがデザインされたクロスや、無地でも色味の濃いクロスを選択するなら、部分的に貼るか、ひとつの壁に貼るなどアクセントとして利用するとインテリアのレベルが高くなります。
家具のコーディネートも一工夫して、パターンがデザインされたクロスを選ぶ場合は、クロスの中にある一色に近い色をした家具を配置すると落ち着いた雰囲気を演出できそうです。
★柄物・色物を選ぶ時に忘れてならないのが【面積効果】
そして柄物・色物を選ぶ時に忘れてならないのが【面積効果】。
小さなサンプルを見た時と、広い壁に貼った時では見た目の印象が違ってきます。
また隣り合う色との組み合わせでも、見た目の印象が変わります。
そして柄物の場合はサンプルによって柄の出方に違いもあります。
★イメージをつかもう
カラーリングやパターンが個性的な場合には、仕上がり時のイメージがつきにくいことも・・・。
できれば雑誌やネットなどでその壁紙を使用した部屋の施工例などで確認するとイメージがしやすいです。
柄物初心者さんや、日本の狭いリビングには深く濃い色味や柄物は全体に貼るのではなく、アクセントとしての利用がおすすめです。
大阪の無二建築設計事務所は、今まで多くのリフォームや住宅設計に携わってきた実績と、建築家ならではのセンスとデザイン力で、お客様の暮らしと感性にそったリフォーム・リノベーションの設計をします。
