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世界の街並みと建物【チェスキークルムロフ】

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【女性建築家とあゆむ世界の街並みと建物】
2016/10/31
大阪のマンションリフォーム・リノベーション お役立ちコラム
11月に入ると、秋も深まり、街もイルミネーションも飾られ始めます。

イルミネーションの似合う街というと、ヨーロッパを思い浮かべられる方も多いのではないでしょうか。

今回の「世界の街並みとコラム」は、中世の建造物が現存する、どこか中世の香りが漂う街 【チェコ: チェスキークルムロフ 】をご紹介します。

チェスキークルムロフの街並み

チェコ共和国の南ボヘミア州にあるチェスキークルムロフは、優れた建築家が設計したクルムロフ城を含む建築物や歴史的文化財が多く、非常に景観が美しいことで知られる小さな都市です。

ボヘミアの深い森とともに、美しい街並みが中世から姿を変えることなく、現代に継承されてます。


【チェスキークルムロフの街並み】


チェスキーはチェコ語で 『 ボヘミアの 』、クルムロフは 『 川の湾曲部の湿地帯 』 の意味です。名の由来にもあるブルタヴァ川の湾曲部にはまり込むように広がる、絵に描いたような綺麗な住宅街が特徴です。

チェスキークルムロフ

中央上に見えるのが聖ヴィート教会。

石畳の路地裏を歩くと、中世にタイムスリップしていくようです。

石畳の道に沿って並ぶ雑貨のお店・・・窓廻りの赤の色が、アクセントになって、カワイイです。観葉植物のグリーンと合わせた色遣いがインテリアとして取り入れられそうですね。

チェスキークルムロフのお店

チェスキークルムロフ旧市街の街並みが、立体的にデザインされています。
何気ない案内表示なのに、芸術的!

チェスキークルムロフの案内看板


チェスキークルムロフを歩いていると、なんだか不思議な感じがします。
立体的に見えていた壁や窓に近づくと、あれっ? その理由は『だまし絵』。

チェスキークルムロフの多くの建築物は、15~16世紀ごろに建てられたもので、当時は、より立体的に見せるルネッサンス時代の装飾様式が流行っていました。
しかし財政難が起因して、建築物本体として装飾をすることが出来ず、平面を立体的に見せる 『だまし絵』 の設計手法を取り入れ、建物を設計したそうです。

チェスキークルムロフのだまし絵

まるでレリーフや、窓廻りの装飾があるように見えませんか?
写真よりも、実際に見たほうがリアルなのですが・・・。

遠くから見ると、本当に騙されます。

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