大阪の無二建築設計事務所
「品」と「価値」を生み出すマンションリフォーム・リノベーションの設計

照明でダイニングをセンスアップ「ポールヘニグセン」

TOP > 大阪のマンションリフォーム・リノベーション お役立ちコラム > 照明でダイニングをセンスアップ「ポールヘニグセン」
【照明でリフォームした部屋をおしゃれに】
2016/10/27
大阪のマンションリフォーム・リノベーション お役立ちコラム
ダイニングは食事をとるだけでなく、読書をしたり、ちょっとした書き物をしたりと、使い勝手の良い場所。だからこそリフォームを機会に憧れの照明をプラスして、ダイニングをセンスアップしてみませんか。

インテリア雑誌などでおなじみの、デンマークのルイスポールセン社のPHシリーズ
20世紀のデンマーク文化に多大な影響を残した建築家であるポール・ヘニングセンがデザインしました。

彼は生涯において200種類以上の照明器具をデザインしましたが、中でも特に有名なのが「PHシリーズ」。
ちなみにPHは彼の名前の頭文字をとっています。

ルイスポールセン PHランプ
出典: shopping.yamagiwa.co.jp

1925年の発売当初は3枚の金属製シェードから成り、シェードの大きさの組み合わせでシリーズ化されてきました。
シリーズの一部にはガラス製もありますが、多くは金属製。

彼はランプ自体のデザインやフォルムの見せ方だけでなく、光によって、物や空間をどのように照らすかをテーマとしています。

PHシリーズの中でも代表的なのが「PH5」

アルミニウムでできた4枚のシェードからなり、大きいシェードは直径50㎝あります。
まるで鳥が飛んでいるようなフォルムは、金属製でありながらあたかも光が透過しているように美しい。

どこから見ても器具内にあるランプは見えないグレアレスデザインで、まぶしさがなく心地よい光は、テーブル上の低い位置につりさげて使用するのに好適です。

照明をいかしたダイニング 
出典: www.elle.co.jp

器具の大きさから、住宅では4人もしくは6人がけの食卓用として人気。

計算された反射光によってシェードが優しく光り、テーブルの上だけでなく、ダイニング全体にも光の表情を醸し出します。

光の表情を醸し出す仕掛けは器具の内面にもあります。
ポール・ヘニングセンは、人の眼が強く感じやすい黄色と緑の光を弱め、感度が低い赤と青を補うために、シェードの内側を赤と青で塗装し、黄昏時の光をつくり出そうとしました。


出典:  www.homeadore.com

この仕掛けで、自然光の下での見え方に近くなり、食卓では料理をより美味しそうに見せます。
光源が見えない日本の伝統的な照明としては明かり障子や行灯など和紙を使用した透過光がありますが、ポール・へニングセンが育った北欧では、金属のシェードを巧みに操ることで得られる反射光が特徴的。

光の性質は異なりますが、PHランプの光は障子を通した穏やかで柔らかで、使い方次第では和の空間にも合います。


2008年に、PH5の誕生50周年を記念して発表されたPH50シリーズには、チリ・レッド、ミント・ブルー、ワサビ・グリーン、ココナッツ・ホワイト、オリーヴ・ブラックの5色のカラーバリエーションがあり、独特の美しい色遣いと表面に光沢のある仕上げが特徴です。


出典:http://www.garageland.jp/

デザイナーの創意と工夫で、長く愛され続けてきた「PH5」シリーズ。

和みとくつろぎが感じられるマンションリフォーム・リノベーションで、感性に響く心地よい空間で、あこがれの照明や家具に囲まれた、シンプルな暮らしを送りませんか。

お気軽にご相談ください。



人生をもっと愉しむために 上質なリフォーム・リノベーションの設計で叶える
「SUMAI STYLE」
大阪の無二建築設計事務所は、建築家の感性と視点で暮らしを快適にするマンションリフォーム・リノベーションを設計。
高いデザイン力と豊富な設計実績で、感性に響く心地よい空間づくりをアドバイスします。
お問い合わせ