リフォーム・リノベーションで一新したダイニングを素敵に!
前回に引き続き、【ダイニングで照明を活かすコツ】として、今回は【ペンダントライトの位置】についてアドバイスします。
照明には空間を演出させる効果だけでなく、人の気持ちにも影響を与えます。
ダイニングの照明では「食べ物がおいしく感じる!」事が重要。
「食べ物がおいしく感じる!」ためには、周りの環境づくりが大切です。
環境づくりの中でも、色と光を演出する照明は大きなウエイトを占めます。
ダイニング照明で人気のあるペンダントライトは、見た目のオシャレ度だけでなく、部屋全体を明るくし過ぎず、食事や食卓をスポットライトのように照らすので食事を明るく浮かび上がらせてくれます。
【ペンダント照明をいかすコツ:位置】
ペンダントライトは【テーブルの中心に】。
ペンダントライトがテーブルの中心に位置していると、すっきりと美しいインテリアに。
テーブルとペンダントの位置がずれると、見た目が悪いだけでなく、テーブル全体に光が行き届かなくなったり、ペンダントが邪魔になったりします。
ペンダントライトをテーブルの中心に来るようにするには、設計段階での計画が必要です。
テーブルの上に設置できるようにペンダントライトを取り付けるための引っ掛けシーリングの位置を決めましょう。
でも、設計時にはペンダント照明の位置がテーブルの真ん中にあっても、実際にテーブルを置いてみると計画していた位置とは違う場所に置きたくなる場合や、テーブルを買い替えたり、模様替えをしたりと、照明とテーブルの位置が合わなくなる場合もあります。
そんな時にはペンダントサポーターやダクトレールを利用してはいかがでしょう。
★ペンダントサポーター
ペンダントサポーターはシーリングに取り付けてそこを中心にアームを回しフックの位置を動かし、ペンダント照明の位置を調整する事ができます。ただしペンダントの重量や形状の確認をお忘れなく。
★ダクトレール
ダクトレールは位置の調整だけでなく、ダイニングテーブル上にペンダントライトを複数取付ける事が出来ます。
一灯使いもペンダント照明自体のデザインが映えて素敵ですが、多灯使いもオシャレ。
インテリアとしてのアクセントにもなり、テーブルの雰囲気をより一層引き立て、最近とても人気のあるライティング演出です。
ダクトレールは長さやカラー、デザインなど各社から多く販売されていますので、ペンダントライトのデザインもあわせて、インテリアの雰囲気に合わせて、センスアップしましょう。
ダクトレールに使用できる照明はライティングダクト(JIS C8366)として規格化されていますので、メーカーが異なる場合でも好きな組み合わせで使用する事が可能です。
ダクトレールはペンダントライトだけでなく、スポットライトと組み合わせる演出も人気。
最近はダクトレールに対応したLEDのスポットライトも光色・拡散度など選択できるようになってきていますので、目的や演出法にあわせて選びましょう。
リフォーム・リノベーションをする時には、照明計画もお忘れなく。
ダイニングテーブルの上は、小さなインテリア空間。
ライティングはお気に入りの食器やお料理を引き立たせるだけでなく、心にも潤いをもたらせます。
★関連コラム
【ダイニングで照明をいかすコツ「高さ・大きさのバランス」】
大阪の無二建築設計事務所は、長きにわたる住宅設計の経験と建築家の視点から、これからの暮らしを豊かにするマンションリフォーム・リノベーションの設計をします。