プラハはチェコ共和国の首都で同国最大の都市。
古い町並み・建築が数多く現存し、中世の面影を色濃く残します。『 街全体が美術館 』と称され、街そのものが芸術的な世界遺産です。
街の設計による建築群は、『百塔の街』と呼ばれぐらい、いたるところに塔があります。
14世紀、神聖ローマ皇帝のボヘミア王のカール4世が、各国から一流建築家を招き、街を計画・設計・建築形成したそうです。
ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロック、アールヌーヴォーなど中世以来の建築設計の様式を見ることができます。
ヨーロッパで最も中世の雰囲気が感じられるこの町を、足の向くままに歩いてみたいものですね。
市街の西にあるペトシーンの丘に登るとプラハの町が一望できます。
夕食はこのベトシーンの丘の近くのレストランで頂きました。
【プラハでの食事】
チェコ料理は一般に日本人好みの味が多く、素朴で、シンプルな料理は、味付けもマイルドでおいしかったです。
チェコの主食のひとつがジャガイモ。日本人にとってのお米のような感覚で、フライや茹でたりサラダになど多種多様です。今回はマッシュポテトが出されました。ボリュームたっぷりですが、おいしいかったので、ペロリと食べられてしまいました。
どのお料理もビールによくあいます。ここでは黒ビールを頂きました。
チェコはボヘミアンガラスで有名ですが、ガラス工芸のすばらしさはちょっとした街中のレストランの照明でも、いかんなく発揮されています。
キラキラ光るシャンデリアが素敵です。
【聖ヴィート大聖堂】
聖ヴィート大聖堂の場所は、ヴルタヴァ川(ドイツ語でモルダウ川)西岸に広がるプラハ城地区のプラハ城内にあります。
街の中心地から路面電車や地下鉄で容易に行き来でき、観光にも便利です。
この大聖堂はゴシック様式で設計された建築の代表例であり、チェコで最も大きくて重要な教会建築。
正面に82メートルの二本の塔、中ほどに99メートルの鐘楼が立っており、大聖堂の内部は、天井の高さ34メートル、幅60メートル、奥行き124メートルの大空間をもたらし、訪れる観光客の心を魅了しています。
聖ヴィート大聖堂は、ロマネスク様式で設計された教会を元に、多くの建築家たちによって設計改変され現在のゴシック様式の聖堂となったそうです。
内部の壮大なステンドグラスは、チェコ出身の画家アルフォンス・ミュシャの設計の傑作。
約3000本のパイプを持つと言われるパイプオルガンは、壮大な音色を奏でます。
【マラー・ストラーナ】
マラー・ストラナは、チェコ共和国の首都プラハフラッチャニ地区の下に位置するプラハ歴史地区で、カレル橋により旧市街と結ばれています。
ゴシック様式、ルネサンス様式の美しい建築や庭園があり18世紀の街並が残る美しい地域です。
マラー・ストラナの日本語の意味は小地区であり、その他に城下町とも訳されています。
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2回に渡ってお話ししたプラハはいかがでしたでしょうか。
次回はプラハと並びチェコの人気都市であるチェスキークルムロフについてご案内します。
【建築で旅をしよう】をテーマに、各地の建築物をはじめ、人気のホテルやレストランのインテリアスタイルなどをご紹介しています。